上流から下流に向け、水面すれすれに平行に倒れ、時には沢の水に浸かりながらも、たくましく枝葉を伸ばし生き続けているヤクシマサルスベリの木。
とても存在感があり、生命力を感じます。
屋久島、種子島、奄美大島に分布する落葉高木で20メートルほどにもなり、低地の山地で見られます。
初夏、枝先に円錐形の花序をつけ、たくさんの白い花を咲かせます。
樹皮は剥がれ赤褐色と淡褐色のまだら模様になります。
樹皮がツルツルしているので、猿さえも滑り落ちるということが名前の由来。
細工物、農具、建築材などにも使用されます。
この状態で、どれくらいこの木は生き続けるのだろう。
ヤクシマサルスベリ/屋久島百日紅
学名 Lagerstroemia subcostata
ミソハギ科
分布 屋久島、種子島、奄美大島