屋久島は4度目という、穏やかなお二人と大分冷たくなってきた沢登りを楽しんできました!
沢の水は冷たいのですが、切り立った崖からシャワーのように流れ落ちて来る雫はやや温かく、雫を浴びながら光る森を見上げるのは、不思議な感覚で、気持ち良かったです。
この沢でいつも沢山姿を見せてくれる、ベンケイガニ。この日は、あまり見かけず、見つけてもすぐにひっそりと住処に隠れてしまいましたが、このカニだけは木の根の隙間に、じーっとして、かわいらしい姿を見せてくれました。

ベンケイガニ 弁慶蟹 Sesarmops intermedium ベンケイガニ科 ベンケイガニ属

日本では、男鹿半島と房総半島以南の海岸の塩性湿地や川辺などに生息する、甲幅35ミリ、甲長25ミリほどの小型のカニ。

和名は、甲のゴツゴツした質感を、武蔵坊弁慶のいかつい形相になぞえられたところから。

昼間は巣穴や物陰に潜み、夜によく活動し、雑食性で、動物の死骸、小動物、植物など何でも食べるそう。

繁殖期は夏で、この時期抱卵したメスが、海岸に集合し、大潮の満潮時に卵を海に放ちます。

孵化した子は、プランクトンとして海中で浮遊生活を送り、一ヶ月ほどの間に5回の脱皮を得て、メガロパ幼生へ変態し、底生生活に移行。

そして、メガロパは稚ガニへ変態して上陸し、淡水域に遡上して定着するといわれます。

沢に住む彼らも、長い旅を経て、ここに辿りついているんですね!

ムビラガイド 濱田 森